世界地図作成の根拠と推理、あと街の簡単な説明
- 地図は各メディアで微妙に違っているのですが、大陸の形はそっくりなことから、これは公式が提供されているものと見て、完全採用としました。
- 同様に、各メディアで国境線や国の大きさはけっこうまちまちですが、国の形自体はそっくりなことから、これは公式が大雑把な地図を提供しているものと見て、参考にしました。
ライゼール帝国領
リナたちがもっとも頻繁に訪れている国です。
中心にあるサイラーグにかつて魔道士協会本部が存在したり、アトラスに大きな魔道士協会があったりと、なかなか魔道の盛んな様子。
リナとガウリイが初めて会ったのは、この国かとなりのラルティーグか判断に迷うところです。
- サイラーグ・シティ
かつて魔道士協会本部が存在した街。
120年前ザナッファーに滅ぼされ、復興してきたところをコピーレゾに滅ぼされ、冥王にぼくの街呼ばわりされ、最終的にはシャブラニグドゥまで巣食ったという……(沈黙)。
シルフィールの故郷。ガウリイは、ここで何やら大きな事件を解決した模様。
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ライゼール帝国領のほぼ真ん中に位置する。とあり、もっとも場所の特定がしやすい場所です。
ドラゴンズピークからの日数も事細かに描写されているので、おそらく間違いないでしょう。
ここを出発点に地図を作り始めました。
- アトラス・シティ
領主リトハーン公のヴァイル城を臨む、交通の要所。
大きな魔道士協会があり、抗争していたのをリナが解決。レゾ=シャブラニグドゥ戦後、休養のため比較的長期に滞在している。
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いろいろ逆算すると、サイラーグまで10日〜2週間の距離。15巻の記述より、サイラーグの南東であることが明記されています。
交通の要所というからには端っこではないだろうし、この位置でほぼ間違いないかと。
- クリムゾン・シティ
賞金の支払い所がある街。無数に張り巡らされた運河と白い建物で構成されており、夕焼け時が美しい。
カイラス率いる魔道士協会が反乱を起こし、リナらが解決した。
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もっとも難儀した場所の1つ。
コピーレゾと初めて会った場所で、「北に5日でサイラーグ、西に6日でクリムゾン」とされています。しかし、ライゼールは縦に細長く、西に6日も移動する場所がない!(笑)
苦肉の策で、ちょっと半島が西に張り出した位置で西北西に配置してみました。運河云々の描写から、海沿いであることは確定だと思います。
- テルモード・シティ
ライゼールの片隅にある都市。これといって特色はないが規模の大きな街で、魔道士協会がある。
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間違いなく特定に一番苦労した場所。
クリムゾンから来たアリアが「サイラーグの次に近い、魔道士協会のある街」と言っていることから、サイラーグより遠くアトラスより近いことは確実。
作中では4日間+川下りでクリムゾンにたどりついていることから、せいぜい5〜6日の距離。
川下りで着くんだからクリムゾンより内陸側だろ、というのと、その後ガイリア・シティに移動する際2〜3週間で着いていることから、ディルス王国寄りに配置。
りー○ぃんぐではアトラスより南にありましたが、それならアリアはアトラスの魔道士協会に行くはずだし、あれじゃどう考えても片道1ヶ月かかるので大却下!(笑)
ラルティーグ王国領
はっきりラルティーグ王国領として出てきたのはセレンティアだけなのですが、大陸の真ん中にあり、何度も何度も通りがかっています。
リナとガウリイが出会ったのは、となりのライゼール帝国領かここか、迷うところ。
- セレンティア・シティ
寺院都市の異名を取る街。
東西南北にスィーフィードの竜神を祀っている。神官長を決める権力争いで、凄惨な悲劇が起こった。
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ラルティーグ王国領である、としか書かれていないのです……。
次の巻冒頭でアトラスの南方10日あたりの場所にいるのですが、そこまであまり間がなかったと推測されるので(年表参照)、その近辺に配置しました。
ガイリア・シティからふらふらしながら1ヶ月半程度でたどりついている、というのも根拠の1つです。
聖王国セイルーン領
いわずと知れた、フィリオネル王子やアメリアの国。
現王エルドランは病臥中。たびかさなる政変で揺れますが、それに値する大国であることは確かでしょう。
- セイルーン・シティ
首都。街全体が六紡星の結界になっていて、白魔術の力を強め、黒魔術などの力を弱める。
フィルさんやアメリアはもちろん、シルフィールも現在はこの街にいる。
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ここも場所のヒントがほとんどないのですが……。
ディルス王国に向かっている途中で通りがかったマインの村から見て「東南」にあるそうです。
また、セイルーンから真っ直ぐサイラーグを目指していたシルフィールと、ドラゴンズピークからサイラーグを目指していたリナが、ライゼール帝国領に入ってすぐ(そのまま4日進むとディルギアと戦った地点)の地点でばったり会ったところからして、両者のルートがそのあたりで交わるように、それぞれの距離もあまり変わらないように調整しました。
だいたい間違いないんじゃないでしょうか。
カルマート公国領
第一部ではセイルーンからディルスに向かうのに通りがかり、第一部終了時点ではサイラーグにいたのに、剣を探しにわざわざここまで来ています。
500年前レティディウス公国が栄えていた場所だそうなので、その土地柄でしょうか。
- マインの村
シャブラニグドゥ崇拝の本拠地になっていた。
500年前はレティディウス公国の首都があったあたり。
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セイルーンからディルスへ向かっていたリナたちにとって「通り道」にあたるそうです。セイルーンの北西。
次の6巻開始時「カルマートのやや北寄り」にいたことから、街道は比較的北側にふくらんでいると思われます。セイルーンからガイリアまで直線だとカルマートの南側しか通らないはずなので。
次の巻の時に「やや北寄り」にいるためには、マインの村にいた時には南側にいないと理屈に合わず、この位置でほぼ間違いないと思います。
りーでぃ○ぐでは東北端にありましたが、あれはないよ、どんだけ遠回りしてんだよ(笑)。セイルーンの北西でもないし……。
- ヴェゼンディ・シティ
ラルティーグ、ディルスへと続く街道の分岐点にあり、かなり大きな街。
街有数の商人であるラドックに雇われ、ズーマと戦った。
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6巻開始時「やや北寄り」におり、そこから少し進んだヴェゼンディ自体は「やや西寄り」と表現されています。
また、ゼロスが「ディルス王国の北、ドラゴンズピークへ(行きましょう)」と言いながら西を指差しています。
ラルティーグとディルスに街道が分岐する位置であることを考えても、ここで間違いないと思います。
- ベゼルドの町
かつてゴールドラッシュの起こった町。剣を探して訪れた。
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まるっきり情報がありません。なので、りーでぃんぐの位置をまる写し。
第一部終了時点から最長1ヶ月半程度しか経っていないことを考えると、もっとサイラーグ寄りじゃないかなぁ、という気もするのですが……。
- ソラリア・シティ
ロード・ラングマイヤーが治める都市。
この辺りでは大きな町で、ウェルギス城を中心に栄えている。不規則な壁に阻まれて町が歪んでおり、リナも道に迷った。
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これまたまるっきり情報がありませんので、りーでぃんぐの位置をまる写し。
時間的余裕から、ベゼルドのかなり近くであるのは間違いないと思うのですが。むしろ、もっと近いんじゃないだろうか……。
ディルス王国領
カタート山脈にほど近く、さまざまな伝説の眠る土地。
- ガイリア・シティ
首都。北にカタート山脈、それをさえぎる形でドラゴンズピーク。西にエルフの大きな集落。魔族への備えに奔走させられてきた。
ゼロスに焼かれ、その1年後には覇王一派に支配されたという、サイラーグに次いで不幸な街。
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カタート山脈との位置関係から、ほぼ特定できます。
- ルアルド・シティ
ラルティーグとの国境にあり、交易の街として栄える。
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ディルス王国の南端、ドラゴンズピークからサイラーグを目指すルートの途中で徒歩6日、ラルティーグとの国境、とヒントが多いので特定しやすい場所。
- エルフの村
森の中にある大きな集落。
竜族と協力して、魔族に対抗する武器の共同開発をしていた。
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ガイリア・シティの西。ガイリアにいたミルさんが気軽に行こうとしたことから、それほど遠くはないのではないだろうか。
かなりファジーですが。
沿岸諸国連合
本編には出てきませんが、ルヴィナガルド共和国をはじめとするすぺしゃるの街や国は、多くがこの地域にある模様です。
有名な観光地のイルマードも、ここですね。
ゼフィーリア王国
永遠の女王(エターナルクイーン)が治める国。
首都ゼフィール・シティにはリナの実家があります。やたら豪傑を輩出する国だとか……。
エルメキア帝国
聖槍騎士団(グングニル・ナイツ)とやらがいるそうです。砂漠に面した国で、面積は大きいけど面積に比例するだけの力は持っていないみたい。
ガウリイの故郷。
- 小原が無駄に凝り性なことについて
きっと先生はそんなに細かい地図は作ってないだろうと。
リナが歩くアニメとか作ってる暇があったら小説を書けと。
喜ぶので、言ってやってください。
『才能の無駄遣い』っていうのが1番の褒め言葉かなぁ♪(笑)
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